※連載は終了しました。記事内の価格及びデータは連載当時のものです。
第8回:キヤノンEOS20D
ースペックに見劣りなし!!完成度の高い800万画素機ー
大浦タケシ著
 デジタル一眼レフは、その黎明期(とはいっても7、8年前だが)においてはあくまでもフィルムの一眼レフのサブ機的な扱いを受けていたように思う。これはカメラの信頼性とかデジタルの画質が劣るといったものからくるものでなく、フィルムのように形がないことに対する不安が大きな要因のひとつとなっていた。実際、私自身、大切な撮影はデジタル一眼レフだけでなく、フィルム一眼レフもよく携えていたものである。また、親しいカメラマンのなかにはデジタルで撮るものの、気にいった写真はラボでフィルムに変換するという者もいたほどだ。そんなデジタル一眼レフがカメラとしての明確なスタンスを確立したのが、ミドルレンジに限っていえば、ニコンD100と双璧をなすことになるキヤノンEOS 10Dの登場あたりからであろう。画質の向上や熟れた価格などによってデジタルカメラが浸透し多くのユーザーが慣れ始め、前述のような不安を抱えなくなったころである。そのEOS 10Dの後継で、完成度の高さから圧倒的な人気を博したのがEOS 20Dだ。
 
 EOS 20Dの発売は2004年9月。有効画素数820万画素COMSセンサーと映像エンジンDIGIC IIを搭載する。秒5コマ、連蔵撮影枚数23コマを達成するとともに9点のフォーカスエリアの採用や0.2秒の起動時間などEOS 10Dから大きく進化。操作面でもマルチコントローラーの採用やデジタル専用EF-Sレンズを装着可能にするなど、現在でも十分通ずる性能を誇った。2006年3月にEOS 30Dへバトンタッチしたが、その完成度の高さからか基本機能に大きな違いは少なかったほどである。

 さて、EOS 20Dの中古相場表(グラフ)を見ると大きく落ち込んだところが2カ所ある。
まずひとつがEOS 30Dが発表、発売された2006年2月と3月、もうひとつがつい最近のこととなるがEOS 40Dの発表、発売の2007年9月である。どちらも販売平均価格で見るとそれまでにくらべ20,000円近く下がっており、2回目に大きく落ち込んだ直後となる今がEOS 20D購入の絶好のチャンスといえるだろう。
 ちなみに、キヤノンのこのクラスにおけるモデルチェンジのタイミングは1年半と分かりやすいので、そのタイミングで中古の購入を検討してみるのが賢い方法だ。

 2007年10月現在のフジヤカメラ中古販売価格は45,000円〜50,000円前後。実力を考えればかなり割安といえるだろう。状態や付属品の有無によっては30,000円台でも購入が可能である。最新のEOS 40Dが高画素化に伴い高感度域でのノイズレベルでやや苦しいところが見受けられるが、ノイズレベルの低さでも定評のあったEOS 20Dをこの際チョイスしてみるのもよいかもしれない。

EOS 20D + EF50mm F1.8II



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背面の1.8型TFTカラー液晶モニター。最新機種の液晶と大きさを比べてはいけない。



ボディー上部。EOSの基本コンセプトがゆるぎないため、古さは感じない。



歴代のEOS2桁シリーズ。EOS 20D +30D +40D


価格相場データ提供:フジヤカメラ店 http://www.fujiya-camera.co.jp
※  チャートグラフは、2001年から現在までのフジヤカメラ店の販売データを元に作成しています。
実際の市場の中古価格は、カメラ店により異なります。